『懺悔日記』藤田あみい著
ちょっとびっくりするタイトルの本ですね。
著者の藤田あみいさんご自身の出産から産後、その後の子育て3年間にわたる日記で、産後うつ、強迫性障害に苦しんだ日々がつづられています。
程度の差こそあれ私もあみいさんと同じ経験をしたことがあります。
長女はひどい人見知りで知らない人と目が合っただけで泣き、一時保育に預けると給食も食べず部屋の隅でうずくまってずっと泣いているような子でした。
次女は寝つきも寝起きも悪く、日中はお昼寝の寝かしつけに2時間かかるのに30分で起きてはまた泣き、夜も1時間半おきに授乳する生活が約2年続き心身ともにくたくたになりました。
「なんでうちの子はこうなんだろう?」というところから不安がどんどん大きくなって、当時はまだ今ほど知られていなかった発達障害について詳しく調べたこともあります。
私は幸い藤田さんのようなひどい状態にはなりませんでしたが、誰でもなる可能性があるんだとこの本を読んで再認識しました。
藤田さんの感情、体験、治療方法なども詳しく書いてあるので、今同じような苦しみを抱えて子育てをしているお母さんたちに是非読んでいただきたいと思います。
巻末に産後ドゥーラについても紹介してあります。
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