『懺悔日記』藤田あみい著

ちょっとびっくりするタイトルの本ですね。

著者の藤田あみいさんご自身の出産から産後、その後の子育て3年間にわたる日記で、産後うつ、強迫性障害に苦しんだ日々がつづられています。


程度の差こそあれ私もあみいさんと同じ経験をしたことがあります。

長女はひどい人見知りで知らない人と目が合っただけで泣き、一時保育に預けると給食も食べず部屋の隅でうずくまってずっと泣いているような子でした。

次女は寝つきも寝起きも悪く、日中はお昼寝の寝かしつけに2時間かかるのに30分で起きてはまた泣き、夜も1時間半おきに授乳する生活が約2年続き心身ともにくたくたになりました。

「なんでうちの子はこうなんだろう?」というところから不安がどんどん大きくなって、当時はまだ今ほど知られていなかった発達障害について詳しく調べたこともあります。

私は幸い藤田さんのようなひどい状態にはなりませんでしたが、誰でもなる可能性があるんだとこの本を読んで再認識しました。

藤田さんの感情、体験、治療方法なども詳しく書いてあるので、今同じような苦しみを抱えて子育てをしているお母さんたちに是非読んでいただきたいと思います。

巻末に産後ドゥーラについても紹介してあります。

私が本当に懺悔したかったこと【『懺悔日記』書籍化記念。藤田あみいさんインタビュー】 — 藤田あみいの「懺悔日記」 | Hanako ママ web

あの人気連載が本になりました! 娘の発達に疑いを持ってしまったことをきっかけに、インターネットにあふれる情報の渦にまきこまれ、深刻な産後うつに。さらに強迫性障害を発症したあるママの2年半にわたる慟哭と再生の記録……。 Hanakoママウェブで昨年連載、累計80万PV超を記録した、藤田あみいさんの「懺悔日記」が本に! 書籍発行を記念して、藤田さんにお話をうかがいました。 『懺悔日記』が生まれたきっかけ ――連載が始まるずいぶん前に、藤田さんはHanakoママ編集部に来てくださいましたね。 ちょうど自分の本が出た直後で、出版社に売り込みをしていて。Hanakoママ編集部には、子育ての明るい話を描きたい、と作品を売り込みに来たのですが、実は当時、まだ産後うつが深刻な状態で……。編集長の岸辺さんと話しているうちに、悩みを話して泣いてしまったんです。岸辺さんは話に共感してくれて、じゃあそのつらい思いを原稿に書いてみたらどうか、って提案いただきました。 でも、娘のことを書いて仕事をするなんて、しかも明るい話でもなく、自分の最も触れたくない部分だし、と思って、そのときは書けませんでした。 ――では、

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